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些細なことまで大袈裟に騒ぐ「針小棒大な」上司!そんな面倒な上司とうまく付き合うには…?

【上司は、些細なミスが大きな事態を招いてしまう懸念が頭にあるため、どんなことも気を抜くことなく対処しようとする】

仕事の捉え方、特に仕事の重要性についての感じ取り方は、人によって異なるものです。上司と部下の間では、明らかにその差が顕著。例えば、社内通知文を作成するときなどが、分かりやすいでしょう。「社内へ出す通知文だし、適当な内容で良いでしょ。」と楽観視して文書を作成した部下。ところが、上司に見せた途端「お前、こんな内容いい加減な通知文、出したらとんでもないことになるじゃないか!」非常に大袈裟に騒ぎ立てる。思わず、キョトンとしてしまう部下…。こんな光景、どこの職場でも、よく見かけるものだと思います。さて、上司と部下の間には、どのような意識の違いがあるのでしょう。

 

上司は何故、些細な仕事まで大袈裟に騒ぎ立てるのでしょうか。それは、些細なミスが大きな事態を招いてしまう可能性を、どうしても意識してしまうため。そんな懸念が頭に浮かびあがる上、不安な気持ちも手助けし、どんなことにも気を抜くことなく対処しようと身構えてしまうのです。上司は職務経験が長いため、些細なミスが大きな事故に繋がる事例についても、数多く知っています。例えば、航空機の小さな部品の整備不良が、墜落事故という大惨事を招いてしまうように。上に立つ立場としては、そんなとんでもない事態だけは、絶対に避けなければなりません。航空機事故のような大惨事ではないとしても、常に危険な事態を肝に銘じて、リスクヘッジを考えているのです。心配し過ぎじゃない?と思われても、非常事態を起こさないことが第一。そのため、部下にとって些細なことでも、上司は手を抜きません。

 

もちろん、問題が生じ、自分が責任をとらされるような事態は勘弁してもらいたい、という消極的な心理が働いていないわけではありません。ただ、部下にいい加減な姿勢を身に付けて欲しくないと願っています。一度「この程度でいいんだ。」と、怠慢でも仕事が進んでしまうことを覚えてしまうと、重大なことまで軽んじてしまう姿勢が癖になってしまいます。些細なことでも、慎重になるに越したことはない。注意一秒、怪我一生。自分のように、常にリスクを考えて、慎重に仕事を進めて欲しい。そんな暗黙のメッセージを部下に伝えているわけですね。

 

 

【一方の部下は、大袈裟に騒ぐ上司の姿が原因で不安になると同時に、心の底であきれ返っている。】

一方の部下であるあなたは、いかがでしょう。あなたが些細なものだと思っていた仕事について、上司が大げさに騒ぎ出したら、さすがにビックリしませんか?「え?そんな重大なことなの?!ちょっとなめてたかな…」「もしかして、ミスったら、大変なことになるかな…?」いろんな思いが交錯して、徐々に不安が増大していきます。

 

しかし、上司としては、堂々としていてほしいのが部下としての本音。「この程度で騒ぎ立てるって、何て肝っ玉が小さいんだ。」心の底で呟いていることでしょう。ただ、あなたの願いもむなしく、まずは失敗したくないのが上司の性質。特に、心配性の上司であるほど、堂々としていることなど到底無理な話なのです。

 

もちろん、どんな仕事でも手を抜くべきではない、ということは部下自身も十分理解しています。それでも、仕事には濃淡があるはずだとも思っている。全ての仕事に全力投球しては、まず精神的に持ちませんから。メリハリも大事であり、その見極めをすることも上司の役割では?という思いも持っているでしょう。その意味でも、小心者かつ感情のコントロールができない上司に対してますます呆れてしまい、信頼を失ってしまうわけです。

 

 

【部下ができる改善策は、ずばり「決して一緒に騒ぐことなく、冷静に『ご指摘ありがとうございます。確実に対応します。』と安心させること」】

些細な仕事まで大袈裟に騒ぐ、一見、針小棒大な上司。上司としては、些細なミスが大きな事態を招いてしまうという可能性を意識し、どんなことも気を抜くことなく対処して、リスクヘッジを図ろうとする。一方の部下は、大袈裟に騒ぎ出す上司を目の前にして不安を募らせると同時に、あまりにも小心者な上司にあきれ返ってしまう。この両者の意識のズレ。これを放置しておくと、両者の信頼関係は音を出して崩れ出し、社内の雰囲気も険悪なムードになりかねません。このような状況を回避するために、部下のあなたとしては、どんな対策を討てるでしょうか?

 

「私は、いくら上司が大袈裟にうろたえだそうが、俯瞰し冷静でいるよう心がけています。手を抜こうとしたのは申し訳ないけども、実際には、大問題になることはないでしょうから。ただ、刺激はしないように、まずはお礼を言って、素直に指示に従うようにします。」(30代男性/金融機関勤務)

 

不安になり、同調してオロオロしては、上司はますます大袈裟に騒ぎ出す。小心者の上司であるほど、部下の不安な気持ちをストレートに受け取ってしまうものですから。よって、あなた自身は、あくまで冷静を保ちましょう。とは言え、「そのくらい、大丈夫ですよ~」なんて口答えしたら、火に油を注ぐようなもの。あなたに対して、いい加減な姿勢を身に付けて欲しくないと願っているわけですからね。従って、謙虚に「ご指摘ありがとうございます。」と感謝した上で、「確実に対応します。」と堂々と告げましょう。その毅然とした姿勢を見れば、上司も「あの様子なら、任せて大丈夫かな。」と心の中で安心します。次に同じ話を持っていったときは、間違いなく反応が変わりますよ。

 

 

【上司は、部下から針小棒大だと思われていることに気が付いていないケースが多い】

「部下に対して、大袈裟に声を荒げて注意しているつもりはありません。どんな仕事も、一切気をぬくべきではないと認識していますので。確かに、後から言われてみれば、大したことじゃないのかな?って思うこともありますが。」(40代男性/IT企業勤務)

 

大袈裟なくらいに騒いで部下に注意しているということは、上司本人からすれば、大事な内容に見える。絶対に、部下に重要性を認識して欲しいと思っているのです。ちょっと引いた目で見れば、実は大したことではないと明らかな仕事であっても、そんな上司の気持ちを尊重してあげてください。あなた自身、上司の価値観を変えられるわけではない。だったら、その気持ちに乗っかって、期待に応えてあげた方が、あなたの株も確実に上がるのです。

 

 

 

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