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【絶対に避けたい!】「上司の指示変更」が原因で広がる部下との溝

【上司は、より良い考えが浮かぶと、良かれと思い部下への指示を変更する】

 

「この件に関しては、Aの方法で考えてくれ」

 

このような指示を、上司は部下に言い渡す。そして、夜中までかかって、部下が一生懸命Aに関する資料を作ったとします。ところが、次の日に「そういえばこの件、やっぱりAじゃなくてBの方法で検討してもらえるか?」と全く異なる指示を出す上司!

 

上司は、仕事に対して、部下よりも重い責任を持つ立場。仕事の結果(例えば、売上の数字や取引相手との商談成否など)が出たときに、自分の判断がどうだったのか、必ず問われます。そのため、部下への指示をより良いものにしなければ!という思いが常に頭の中を駆け巡り、状況の変化や目新しい情報にアンテナを張っています。だから、一旦Aと指示を与えても、新しい情報などに頭を触発され、より良い案が浮かんだ時は、コロッとBに指示を変更するのです。

 

もちろん、ただ単に、既に指示を出したこと自体を忘れているだけの可能性はあります。忙殺されているときは、特に。それでも、直近で出した指示が、上司としての正式な指示。昨日Aと言っていたとしても、今日Bと言えば、やはり部下が従うべきはBになります。「昨日、Aと仰っていたと思うのですけど…」と部下が言ったところで、「そうだっけ?でもBの方が良いと思うから、そっちでヨロシク!」と言われるのが関の山なのです。

 

 

 

【部下は、指示の良し悪しに関わらず「コロコロ指示を変えるな!」と頭にくる】

 

一方の部下は、いかがでしょうか?お察しのとおり、憤慨してしまうケースが多いようです。「了解しました。」と口では言うものの、「昨日と指示が違うじゃないか!コロコロ指示変えるな!」ハラワタが煮えくり返っています。仮に昨日の指示Aより、今日の指示Bの方が名案だったとしても、関係無い。一度指示したとおりに動いたことを無駄にされたことに対して、腹を立ててしまうのでしょう。せっかく作った資料を、上司が目を通すことなくシュレッダーにかけ、「作り直せ!」と言われたとしたら、どんな気分になりますか?一度指示したことの撤回は、部下にとってこれまでの仕事を裁断されたようなものなのです。

 

もちろん、指示Bにも一理あるのだという点は、部下も頭では理解してくれるでしょう。しかし、問題は理屈じゃない。一生懸命取り組んだ仕事を不意にされたことに対して、怒りの感情を抱いているのです。それどころか、「この上司の言葉を鵜呑みにして仕事をすると、裏切られるかもしれない。」そんな不信感すら抱きかねません。

 

 

 

【すれ違いの解消方法】

 

上司:独断をやめ、「別の案を思いついたんだけど、どう思う?」と必ず部下の意見を聞きましょう。

部下:ためらわず「以前のご指示のもと、『完璧な』資料ができました!」と主張しましょう

 

このように、より良い考えが浮かんだからといって、上司が突然部下に対する指示を変えてしまっては、両者の間に大きなすれ違いが生じてしまいます。仕事をうまくいかせようと、良かれと思い指示の変更をした上司。しかし、その思いは部下のハートには届かず、上司に対して憎しみすら感じてしまう。これでは、仕事がうまく進まないどころか、上司に対する部下の信頼度はもろくも崩れ去り、人間関係は最悪です。こんな悲惨な状況、絶対に避けたいところです。それでは、そのためにお互いどのような点に注意する必要があるのでしょうか。

 

上司は、例え他に良い指示が浮かんだとしても、唐突に部下へ指示しないことが大事。決して独断で指示変更をせず、必ず部下の意見を聞きましょう。「例の件、昨日Aと指示したところだけど、別の案を思いついたんだ。Bなんて、どう思う?」この問いかけにより、部下に判断の余地をもたせてあげるのです。もし部下が、以前の指示に従ってすでに仕事を仕上げてきているのなら、それを尊重してあげなければならない。そのために、部下に判断の余地を持たせるのです。それにより「コロコロと指示を変えられた」という憤りはなくなる。部下なりの意見も表明できる。だからこそ、最終的に上司がBの指示を採用したとしても、部下は納得して上司の意向に従えるのです。

 

一方で部下は、すでに取り組んだ仕事について、思いっきり出来栄えをアピールしましょう。あるコンサルティング会社に勤めていたYさん(女性/20代)は、コロコロ指示を変える上司に頭を悩ませていました。指示に従って経営分析や資料作成をしては、その翌日には方向性を変えられる。そんなことの繰り返しに頭にきて、あるとき言ったそうです。「課長!課長が昨日してくださったご指示のもと、私、『完璧な』資料を仕上げました!ぜひ、ご覧いただけませんか?」上司もさすがに断るわけにもいかず、目を通しました。すると「これ、良いね。これでいこう。」見事、「以前の」指示のままで案件を通したのです。このように、部下はためらわず、自分の成果を自信持ってアピールすること。上司も人間、すでに自分の下した判断で部下が一生懸命仕事をしてくれたのなら、無下にすることなく、必ず尊重してくれるはずです。

 

 

 

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